
こんにちは、瓦職人のシンヤです。
今回は、瓦についてです。

瓦の種類には、大きく分けると、
本葺型、日本型、スパニッシュ型、S型、フランス型に分かれます。
本葺型現在のところ、中国が瓦の起源と言われています。本葺型は本瓦葺に使われ、
日本で考案された日本型が登場するまで、一般的に使用された瓦です。
今では法隆寺、東福寺など歴史的建造物に使用されています。
日本型日本で考案されたもので日本型は桟瓦葺に使われる。また、「和型」ともいい、
古くは「江戸葺瓦」、「簡略瓦」と呼ばれ日本で最も多く使われている瓦の型です。
スパニッシュ型スペインで考案された洋瓦。竹を割った形に似ているので、日本では「竹丸」と呼ばれることもあります。
S型名称のとおり、瓦がSを真横にした型をしていて、瓦の山が高く雨水が流れやすくなっています。
スパニッシュに似せて低価格で、葺きやすく考案された瓦です。
フランス型フランスで考案された洋瓦。長方形の瓦にクボミを付け、瓦の重なり部分に水返しを配して水の処理を合理的にしてあるのが、特徴です。
現在では、新築や建売住宅に最も使用されている。人気の瓦でもあり、各メーカーでもたくさん新型が開発されています。
この他にも、カラーベスト、軽量瓦、減震瓦など、地震や災害に強く、耐久力のある瓦が考案されています。
と、文字だけだとわかりづらいので実際の写真がコチラ↓

(株)丸栄陶業 栄四郎(銀いぶし)

(株)山倉工業 三州陶器瓦(銀黒)
出かけた際には、お隣近所の屋根を観察すると面白いです。
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